フレームワーク概要 · 2026年7月13日更新
TPIの枠組みと研究背景
TPIは、自己申告された取引傾向を16の記述的プロフィールに整理する教育目的の自己評価ツールです。臨床心理検査ではなく、投資収益を予測するものでもありません。
- 3
- つの診断レベル
- 4
- つの観察視点
- 16
- のプロフィール
- 4
- つの対応言語
診断バージョン
| 版 | 設問数 | 目安時間 | 主な出力 |
|---|---|---|---|
| Lite | 30 | 約3分 | 簡易プロフィールとレーダー概要 |
| Standard | 50 | 約8分 | 基本プロフィールと成長フィードバック |
| Pro | 110 | 約20分 | 全設問と詳細な振り返り |
TPIが観察すること
意思決定スタイル
ルールやデータと、経験や相場感のどちらを重視するか。
時間軸
長い保有期間と、速い取引サイクルのどちらを好むか。
リスク姿勢
リスク許容度、ポジション行動、元本保全の傾向。
プレッシャーへの反応
計画の遵守、感情の敏感さ、損益後の回復の仕方。
結果の読み方
- プロフィールは繰り返し現れる傾向を表すもので、順位、診断、固定された人格ではありません。
- 成長フィードバックは取引規律に関する回答傾向であり、資格や収益性の証明ではありません。
- レポートは、一定期間の取引日誌に記録された実際の行動と照合すると最も役立ちます。
- 設問マッピング、採点ウェイト、判定基準、調整規則、不正対策はTPIの中核知的財産であり、公開していません。
研究背景と引用
以下の研究は、損失回避、過信、感情、金融リスク許容度などの概念を支えるものですが、TPI自体の独立した妥当性検証ではありません。
Prospect Theory: An Analysis of Decision under RiskKahneman & Tversky (1979), EconometricaBoys Will Be Boys: Gender, Overconfidence, and Common Stock InvestmentBarber & Odean (2001), Quarterly Journal of EconomicsFear and Greed in Financial Markets: A Clinical Study of Day-TradersLo, Repin & Steenbarger (2005), American Economic ReviewFinancial Risk Tolerance: A Review and Research AgendaBayar et al. (2023), European Management Journal
TPIで分かること・分からないこと
- 自己申告バイアス:実際の行動より理想像を回答する可能性があります。
- 状態依存:直近の損益、ストレス、市場環境で回答が変わります。
- 臨床的な検証は未実施:TPIは診断用心理尺度ではありません。
- 成績予測は不可:プロフィールは収益や金融商品の適合性を予測しません。
- 翻訳差:言語間の表現は完全には同等になりません。
- 結果を仮説として、取引記録や反復観察と照合してください。
公開方針
- TPIは概念的な枠組み、研究資料、製品範囲、限界を公開します。
- 採点エンジンと調整の詳細は製品の知的財産として保護します。
- 将来妥当性を主張する場合は、評価に必要な研究設計と標本情報も示します。